2008年12月17日 (水)

クレーンをクレーンで

羽田の工事は、何とか順調に進んでいます。

ちょっと珍しい光景が見られたので、写真に収めてみました。
携帯で撮ったので画質が悪いですが・・・
55t
状況がわかりますか?

実はこれ、桟橋上にある55t吊のクローラークレーンを移設するために、海上から大きなクレーンで、丸ごと吊り上げている状態です。
クローラーの場合は、キャタピラ、旋回体、ブームとばらばらにして、それぞれのパーツを荷揚げ(荷卸し)して、現地でくみ上げるのが普通なんですが、海上工事の場合はフローティングクレーンの吊能力が大きいので、こんな大技も可能です。
写真では吊られているクレーンはおもちゃみたいに見えますが、これだって55t吊りですから、工事現場でよく見かけるキャタピラ式のクレーンの標準サイズです。
それをそのまま吊り上げるんですから、近くで見てるとなかなか迫力ありますよ(^o^)

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2008年9月10日 (水)

JACKET

先日紹介した羽田空港D滑走路、今回はJACKETの製作拠点をご紹介します。

桟橋構造の主体となる鋼製のジャケットは、千葉、横浜、三重、九州などいくつかの拠点工場で製作しています。

今回の桟橋部分は、これをおよそ200基セットします。
Jacket でかい!

一つのジャケットは6本の脚(レグ)と63m×45mの上部井桁で構成されており、重量はおよそ1600tです。
高さは32m、現地にセットするとおよそ10m海水面から立ち上がることになります。
レグの下部分(写真の茶色い部分)は、海中に没する部分で、電気防食が施してあります。
レグ上部は、水面から露出する部分で、ステンレスライニングが施されています。
上部の井桁部分は、下面にチタンにウレタンを貼ったカバープレートが取り付けられています。
桁の上部は、現地に設置したのちにコンクリートの床板を設置し、その上に舗装を施して滑走路とする構造です。
Girder 上部構造
床板とカバープレートに囲われた鋼製桁空間には、除湿空調設備を設置して、湿度を下げることで、桁を防錆する設計になっています。

実物を見るとその巨大さに圧倒されますが、ジャンボジェットが離着陸するんだから、このくらいのスケールは必要ですね(^^;

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2008年7月 1日 (火)

D滑走路

横須賀の現場も終わり、6月の末から羽田に異動しました。
今回の工事は、羽田空港の再拡張プロジュクトです。

現在、供用中の3本の滑走路に加えて、新たな滑走路を建設します。
プロジュクトの概要は、企業体のHPをご覧ください。

現在の羽田をはじめ、関西空港、セントレアなど海上空港は通常埋立てられた人工島に造られます。
ところが、今回のD滑走路は、多摩川の河口部に位置するため、埋立て人工島では川の流れをさえぎってしまう部分があります。
そこで、一部を桟橋構造(ジャケットと言う)で建設します。

ジャケットの据付状況はこんな感じです。
Jacket

当然ですが、現場に行くための陸路はありませんので、現場へは交通船と呼ばれる小型船舶で渡ることになります。
資材等の運搬も全て海上を運搬して、荷揚げする形です。

海上工事に従事するのは、首都高速の海底トンネル以来、15年ぶりくらいです。

すっかり忘れてましたが、海上工事の場合、朝が早いのが通例なんです。
平塚5:41発の東京行・・・釣りに行くのなら全然平気だけど、通勤でこの時間はつらいなぁ(爆)

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2008年4月26日 (土)

400tクレーン

建設現場シリーズ、今回のお題目は400tクレーン。

最大吊り能力50~60tクラスのクレーンは、建設現場では毎日のように使用しますが、今回使ったのは、最大400t吊りのクレーンです。
このクラスになると、総重量が200t以上ありますので、組みあがった状態で道路を走ってくることはできません。
したがって分割して運んできて、現場で組み立てることになります。

今回の機械は、大きく4つに分かれてきました。
Boom 組み立て中
1.キャリア
 走行部分、台車ですね。運転席があって自走してきます。これだけでも自重が50tあり8軸です。ベースマシンには、ベンツのマークが付いてます。実はこれ、クレーンのためではなく、もともとはミサイルの発射台のために開発されたものだということです(汗)
2.旋回体
 文字通り旋回する部分です。クレーン自体の運転席もこの部分にあります。トレーラーで運んできて、別のクレーンで吊って、キャリアの上にセットします。
3.ブーム
 クレーンの腕の部分です。重いので65tクレーン2台で合い吊りしてセットします。
Boom2 こんな感じ
4.カウンターウエイト
 ブームで荷を吊った時に、前方に転倒しないように旋回体の後ろに錘を取り付けます。吊る目的物の重量によって、この錘の量を調節します。

大物ですが、組立自体はたいして時間もかからず、2時間ほどで終了しました。
完成後にセットするとこんな感じになります。
Crane 完成!

さて、これで何を吊ったのかというと・・・建物内に設置する大型の発電機器です。これだけの準備をして、たった1回吊っておしまいです
ちなみに、搬入組立-荷役-解体搬出の3日間で、お値段(リース料)は数百万円です。ほかに手段がないからとはいえ高いな~

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2008年3月12日 (水)

Roof Concrete

最近すっかりBlogをサボってますが、今回は建設現場シリーズです。

私は本来、職種は土木なのに、今の現場はなぜか建築(^^;
建築も土木も一緒じゃん!と思われるかもしれませんが、これが意外と違うことが多いんです。
鉄筋コンクリート構造物なら、鉄筋組んで、型枠組んで、コンクリート打設する。
その手順は一緒だけど、土木構造物だと、電気の埋込み配線だとか、水周りの配管だとかそんなものは、ほとんどないですからね。

土木に比べて建築は壁も薄いし、打設するコンクリートの性質、特にスランプが違い、土木では通常8~12cmなのに対して、建築は18cmくらいが標準です。
勝手が違うと、こうもやり難いものなんですかね~

そんな現場も、ようやく屋根コンクリートを打設しました。
Roofcon

建物は変電設備のようなもので、地上2階、地下1階。
といっても、1階が8.7m、2階が5.4mあるので、普通のビルで言えば4階建てくらいの高さです。
構造体としてのコンクリートはこれでおしまい。
これから現場の作業は、外壁塗装、内装、建具取り付けなど、ますます土木屋には未知の領域へ移っていきます。

結構面白いけど、やっぱり私は土木構造物の方がいいな(^^;

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2007年3月13日 (火)

竣工

1年4ヶ月かかった物件がようやく竣工しました。

12月頃投入したカルバートも、繋がってみればこんな感じ。

Box2500

こちらは反対側
Box2000 同じ様なもんだ

途中で、既設の雨水管と交差してます。
2200 直径2.2m

地下埋設物だし、完成してみればつまらない風景です(^^;
なかなかしんどい現場だったけど、無事終わってヤレヤレです。

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2006年12月11日 (月)

難所

お待ちかねの工事現場シリーズ!誰も待ってない?(^^;
現在の物件は、最大の難所を迎えています。

内寸法2.5m×2.5mの凾渠(ボックスカルバート)を、掘削した地下6mの位置に設置します。
単純に言えば、製品をクレーンで降ろすだけなんですが、場所が問題。
住宅地の真ん中で交通量の多い道路を夜間車線規制しての作業です。
しかも、クレーンの設置場所は狭いし、地下は埋設物だらけ、上空は架空線だらけ(>_<)
そんなところで、重量8.8tの物を降ろせと言うんだから、悩ましい作業です。

事前に机上で検討した結果、クレーンは最大吊荷重35tのものをチョイス。
これで作業半径9mで、11.2t吊れるはずです。
クレーン作業では吊荷の重量と作業半径をアウトリガーを支点としたモーメントで検討します。
Out これがアウトリガー
いわゆるてこの原理で、作業半径(品物までの距離)が遠くなるほど、重いものは吊れなくなります。

計算上はOKとはいえ、実際に吊る時は緊張します。

まずは製品をトラックから降ろす。
ここが第一関門、この時点で安全に吊れなければ話になりません。
Box25001_1持ち上がった
モーメントリミッター(クレーンが能力を超えて吊ろうとすると自動停止する装置)は、青ランプ
まずは一安心

今度はこれを地下に降ろしていきます。
Dscn0005 地下6m

持ち上げて、投入位置まで旋回。
Box25002でかい製品だこと

位置決めして、ゆっくり投入していきます
25007 よしよし
投入スペースは左右2cmずつしか余裕ないけど、何とか入りました。

ゆっくりゆっくり降ろしていきます。
25004 もう少しだ
ここまでくれば、問題ないでしょう。

25003 入った(^o^)
無事、下まで降ろせました。

何度も悩みながら検討したし、大丈夫とわかっている。
でもやってみるまでは胃に穴が開きそうなくらい心配です。
何回経験しても、気持ちいいものじゃないですね(^^;

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2006年2月 3日 (金)

寒いのに・・・

今の現場は街中です。
交通量の多い道路なので、昼間は規制が出来なくて夜勤が主体です。
私は都市土木は苦手なんですが・・・・

yakin
年度末によく見かける風景(^^;

通行する人や周辺の住民の方には迷惑この上ないことですねぇ。
やるほうも、この寒いのに夜になんかやりたくはないのです。
申し訳ありませんが、皆様のご理解とご協力を(ここで言っても意味ないか)

夜勤じゃなくて夜釣りなら苦痛ではないんですけどね(爆)

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